メンタル
メンタルコンディションが、こんなにも生活に影響するとは思わなかった。
年齢を重ね、体力の衰えを感じると特に顕著である。
メンタルが弱い、とか、メンタルやられた、とか、体育会系であれば、気合いと根性でカバーする傾向にある。
実際に怪我をしても気合いと根性である。
今思い返せば、医学を志し、学んでいる学生が集まっていても、身体的な怪我、精神的な怪我、どちらにも、ツバつけときゃ治る、痛がること自体恥ずかしい、という風潮があったことは驚きである。
特にメンタル的なことは、口に出すことさえありえないという有様である。
今でも変わらないのではないか。
プロのスポーツ選手が、怪我をして気合いと根性と言うだろうか。
メンタルケアを口に出すことが恥ずかしいと思うだろうか。
一流の選手ほど、プライベートなコーチやトレーナー、ドクターを雇い、心身共にベストコンディションを保つ努力をしているだろう。
気合いと根性、などと口に出すことは三流はおろか、プロにはなれないだろう。
風邪を引けば内科に、打撲すれば整形外科に、虫歯になれば歯科にかかる。
同じように、心が傷つけばそれに対処するべく、手当やカウンセリングを受けることが普通だろう。
21世紀は心の時代と言われる。
もっとメンタルコンディションを整える重要性を意識しなければならない。
生きていれば必ず傷つく。
子供とともにその対処をしていきたい。