無意識
無意識にやってしまうこと。
考えること、行動すること、
反応すること。
無意識の海は深い。
太陽の光が届かない、深海のようだ。
自分で把握する事が難しいのに、
無意識が人生の大部分を支配する。
無意識はいつ作られるのか。
まずは親および教育者の影響。
子供にとって親の存在は絶対的。
親の表情、態度、言葉、行動などあらゆる情報をすくい取る。
その善し悪しなど判断できるはずもなく。
子は親の鏡。
親の何の気なしに発した一言が、
子供に深く大きな楔となって打ち込まれていることがある。
そしてそのことに親子ともども気づいていない。
タチが悪いのは、親はその一言を発したこと覚えていないことが多い。
無意識に発しているからだ。
子供はその何気ない、どうでもいいような感想にもならないような一言に縛られている。
しかも何度もその言葉を反芻する。
そしてそのことに自覚がない。
無意識にやっているからだ。
親の、子供への言葉や態度の責任は重い。
そのひとつひとつが、子供の無意識を、人生のかたちを決める。